きれいな魚はもういない

おはようございます。吉野実岐子です。

毎年寄付していますが、6年前からなるべく小さな規模の団体に寄付するようにしきました。大きな環境保護団体は、企業と何ら変わらない印象を持ったからです。

肉はほぼ食べない生活ですが、この数年は安全性以外の面からも、魚を買うことを躊躇うようになっていました。大規模漁業のきな臭さが、魚1匹からも匂ったからです。

そこで先月、ドキュメンタリー映画を観て知らなかった事実に圧倒されました。森林が失われる速度の約160倍にあたる、サッカーコート×4316の海底が(オーストラリア+タイ+トルコ+ほぼEUの面積に該当)、毎分漁業により破壊され、失われていました。

魚が水中を泳ぐその動きが、とんでもなく大きな温暖化のブレーキとなっていて、2048年には海が空になる現行の漁業を続ければ、地球は生命維持装置を失います。さらに、エボラ出血熱のパンデミックは、こうした魚の強奪が原因でもあるのです。

ちなみに、オメガ3脂肪酸は 藻類が作り魚は仲介役だそうです。となると、きれいでない魚はもう食べない、つまり寿司屋の前や鮮魚コーナーを、素通りもしなくていいんだなと思えてきます。人は、何のために地球にいるのでしょうか?