喪失

人が亡くなると、お葬式の手配を含め、やらなくてはいけない事務作業が、喪失で何も考えられない頭に、たくさん押し寄せるのです。

社会的ニーズに個人的なニーズが踏みつぶされてしまうのです。こういうところへの真心からのサポートが、社会の中にもっと用意されるべきだと思います。起業したい方は、この分野での起業を考えてみませんか?

だって、実際に亡くなった人とお別れするには、そして亡くなっていなくても、喪失体験を消化するには、途方もない時間が必要です。それに気づかないほどの刺激を自分に与えている人は、そういうあなたに「弱い」と言うレッテルを貼るかもしれませんが、その表現を敢えて使い表すなら、感覚が麻痺していないあなたの方が強いです。(本質的には「弱い」「強い」といった話ではありません)

子宮促進剤などで生まれることを焦らせる世の中で、さらに亡くなった後のお別れも焦らせるなんて、一体どういう社会でしょうか?あなたのやり方で、お別れして良いに決まっています。とんでもない時間をそこに費やした、そんなあなたは異常ではありません。