美しさの最上級へ

清いは、いわば美しいの最上級です。美しさを追求し、ファッションアイコンになった方が、随分と難解な「おしゃれ」へと進まれたりしますが、そうした頭の中の快楽を追求する方向でなく、実地をいく美しさです。

実地をいく美しさは、触っても美しいし、匂いを嗅いでも美しいし、耳で聞いても美しいし、目で見ても美しいし、内臓感覚でも美しいのです。つまり、ドーパミン過剰の酔った状態に入る必要がないまま、美しさを受け取れます。

そうした美しいの先に、清いがあります。実際に清さを体験したり、かわいいものより清いものを選び、うつくしい人より清い人と過ごすほど、自然とわたしたちは美しさの最上級を志向してしまうようなんです。