コンプレックスを褒められ、うれしい?

おはようございます、吉野実岐子です。

妄想傾向の強い人は、例えば「わぁ~すてきな暮らし!憧れる」と飛びつきます。そこに「自分の変えられない点を変えるよう迫る要素があるなら、むしろそれは自分にとってストレスになる」という視点はありません。

妄想傾向が強いと、ザクっと物事を捉えて、何かいいことが降ってくるかのように、発想します。即ち、例えば「この靴がなんか嫌」で止まり「足を入れる瞬間がきつい」「甲の部分が若干ゆるい」のように、具体的に嫌なことを発見せずに「みんながいいって言ってる靴を試そう」のようにします。

妄想傾向が強いと、基本的に自分の等身大を捉えません。例えば、自分はコミュニケーションが苦手だと知っていながら、「ちゃんと他の人とコミュニケーションして仕事してきたんですね!」なんて面接でいわれると、苦手だったことが得意なことになったかのように妄想し「評価された!」と思ってしまいます。

とことん主観的ですから、コンプレックスになるほど苦手だったことを褒められる奇妙さという現実には気づけません。そんなふうに誤解されたら、入社してから大変になると言うことに思い至りません。とことん主観的だからこそ、さして努力もしてきていないのに、超苦手が得意にまでなったと思えてしまいます。自分を適切に評価していないのです。

また、妄想傾向が強いと、謙遜するかのようなふりをして、自分のできなさを隠しつつ、自分ができると思い込んでくれた相手と離れないようにするために、お金や時間を使っていきます。自分ができると思い込んでくれた相手が、自分を雇う職場であるなら、残業が増える形で、能力不足が常に露呈するでしょう。だから「お金がない」「時間がない」に悩まされることになります。そして「そんな自分はかわいそう」と穢れては、自分の人間性をどんどん低めていきます。決して、自分の尊厳をまもる態度ではありません。

単に、現実を見れば、解決します。