状況ではなく結果を見る

イメージを生きて酔っぱらったように浮遊している人は、結果ではなく状況をみています。かつてあった状況を心の中にずっと上映し続けているのです。

例えば、人生も後半になって親を非難したり、あるいは親を庇ったりしている人は、ここに該当します。あるいは「普通に見られたいから」と結婚したがる人も、ここに該当します。「この条件が揃っていれば、居場所が生まれるはず」という上っ面に必死になれているわけですから、酔っぱらったような浮遊者だけが、周りに集まってくるでしょう。過剰適応して自分を壊しそうになったり実際に壊してしまう方も、ここに該当しています。

状況には、往々にして解釈が含まれます。気持ちという客観性を欠いたものも詰め込まれています。そうすると「ますくかいしょく」なんて思いついて、なんと発表できてしまったりするのです、しかもそういう立場にある人がです。一方、結果は事実です。客観的に確認しうるものです。そして、現実はあくまでも事実で構成されています。

これまでの人生で、現実と直面してこなかった人は、現実に根差す強さを持ちません。現実に直面できずに浮遊してきたなら、浮遊するパターンを繰り返すだけですから、より一層の危機を招き入れることになります。それでもまだ「喉元過ぎれば熱さ忘れる」であるなら、危機がつきものの人生になってしまうのは、当然の結果です。