失われた尊厳

ありのままの営みを見ないで、イメージをみていると、みなさんは強さを失っていきます。イメージに留まって、空想する自由を楽しんでいるなら「それが一体、なにを達成してくれるのか」という問いを持ってみましょう。

例えば、空想する自由は、みなさんに尊厳をもたらしたりはしません。一方、ありのままの営みをみる、即ち自分のしたこととそれが運んでくる結末を受け容れられると、それまでは持っていなかった尊厳があなたの中に宿るようになります。

「起きてしまったことを取り消せる」と、どこかうそぶいている内は、あなたから尊厳は失われたままです。特に、中絶や安楽死を含む殺人(当たり前ですが、流産は該当しません)は、取り消すことのできない影響を、既にあなたの人生に与え、またあなたに続く存在に与えています。

それを偽るかのように、名誉を得たり、収入がぐんと上がる頑張りを見せたり、数多くの人から尊敬されているかのようになったとしても、そんな浮遊する人生は、失われた尊厳をあなたに取り戻してはくれません。