皆さんが自分の問題を語るとき、語られているのは、皆さんの解釈になっていませんか。それは、実際の解決への道を制限するやり方です。聞き手を「こうあって欲しいと思う解決を提供する」共犯者に、仕立て上げる行為です。聞き手が、自分の目で見る権利を、奪おうとしているのです。
「自分のイメージが崩れた」と騒ぐ人たちは、みんなこれをしています。「自分はこんな人じゃなかったはずなのに」「自分の作ってきた家族は、こんなではなかったはずなのに」「自分の選んだパートナーは、こんな人じゃなかったはずなのに」「自分が、こんな目にあったなんて思いたくない」とイメージの世界でとどまることは、個人的な領域に居続けることを意味します。そしてそれこそが、助けが来る道を塞ぎ、すでにある絆をも傷つける行為です。
魂という言葉を使いたがる方に向けて書くなら、これは魂が何かを知る由もない人がすることです。「魂に響く」なんて言葉に酔ってイメージの世界にとどまっている状態にある方は、実際に魂に響いた状態や魂と調和した経験はありません。