「自分は潔白だ」という物語

断罪したいという思いを強く持つ方がいらっしゃいます。「誰かを強者にして、誰かを弱者にしなければ、気が済まない」「誰かを加害者にして、誰かを被害者に仕立てあげなければ、気が済まない」という、とても意識的で分断されたイメージを生きる方々です。そうすることで満たされるのは「自分は潔白だ」という物語です。

でもそうやって、表向きの加害者を責めたり、表向きの弱者を憐れんだところで、よりひどい結果が生まれていくことは、明示的です。法の下では、表向きの加害者や表向きの弱者に焦点が当たってしまいます。だからこそ、法的に厳しい判断がなされても、状況は根本から変わらないのです。(法が不要とかそういう話ではありません)

「不倫した人が悪い」「自殺した人が弱い」そんな思いにとらわれてしまう、イメージから抜けられない不自由さがある方に、ぜひ聞いて頂きたい3分間です。

★今日も”thumbs-up”

絶望しているはずの批判的な表情

万能感もりもりの人ほど、自分は絶望していると思っているし、無能だと思っています。だけど、その様子を客観的に見ると、批判的な表情を浮かべているんです。だから、客観性のある人ほど、最初の一文を難なく理解できます。

万能感もりもりだと「自分は絶望していて苦しいし、無能で居場所がないけれど、自分のことだし自分で責任とらないといけない。自分でなんとかしよう」と耐えます。そこには、倒錯した世界に通じる、偽りの快感があります。

「悪く思われないかと心配になって」「気を悪くされないかと不安になる」といったことも、万能感です。そこにはまるで自分が相手をわかっているような奇妙な陶酔があり、自分の出方で相手が心配になったり不安になるという、掌で転がしている感じがあります。この偽りの快感があるから「苦しいなら、人に助けを求めればいい」というところへ、すーっと移動できません。

相手の力を信じたことはなく、常に主観の中に留まっている、自己中心的な状態が万能感もりもりさんなんです。その奥には、本来ならば逃げなくてはいけないことに留まるような、偽りの快感があるんです。

なぜかいじめられる・嫌われる

親や祖父母の話を聞いていたら「なぜだかいつもいじめられる」「いつも嫌われちゃう」という話がある場合、親や祖父母が出口のない怒りや不安を抱えていることが暗示されています。

怒りや不安を感じること自体は自然ですが、それを健全に表すことができていない点が、不健全です。この状態が続くと、脳の一部が過活動となるから、気が大きくなるとかキレるとか、狂ってるとしか思えない行動(自分を破滅させるかのような動き)をとったりします。そうすると、人が離れていくし、「関わりたくないから」と必要な情報も最低限しか共有されなくなって、いじめられてる風や嫌われてる風になっていきます。

そうすると「誰にもわかってもらえない」という万能感(誰にもわかってもらえないくらいすごい)が生まれていきます。その証拠にその辛さを変えるために、自分を変えようとは思いません。耐えることをして辛いとは言っても、自分を開いて誰かに助けてもらえる態度はとらなかったり、内省はできなかったりします。「自分で考えないと」ともう限界を感じていても耐えて、「自分で考えている劇場」を始めるのも、万能感です。「自分が何とかしないと」という発想も、既に「できない」とわかった上で思っていたりするのだから、万能感です。委ねる・任せる、といったことができないのが、万能感です。何か変えたい時、「変わらなかった!」と誰かを責めるんだけど、自分はそもそも変えることに協力せず「くるしゅうない」とお殿様気分で従順なつもりや従っているつもりなのも、万能感です。

そして、だからこそセットで絶望もついてきます。万能感と絶望はいつも1セットで、離れ離れにはなりません。「いつも悪いことが起きて…」「もう大変で絶望していて!」と聞くと、一般の皆さんは「まぁ、それは大変!なんとかしてあげないと!」と巻き込まれつつ、万能感もりもりになっていくことが多いでしょう。一方「わたしは微力なんです」と欲を少なくして、地球全体が良くなるような生き方へどんどんシフトしている人は、巻き込まれません。

僕たちが若い頃はね…

昨日の続編にあたることを、書いていきます。

企業で働いていると、急に制度改革があって「今年入社した人から待遇が良くなる」といったことがあります。既にそこで働いていた人は、内心むぐぐっとなるわけです。それで新人に「君たちはほんといい時に入ったなぁ~」「君たちはただ入っただけだから、別にあれだけど。やっぱり会社がおかしいんだよな。この制度改革案はずっと前からあって、やっと施行されたんだよ。もっと早く施行されるように、会社をもっと良くしていかないといけないなぁ」なんて、話したりするんです。

これも単純に、新人に対する嫉妬です。口では何を言っていても、「後から来たのに、おいしい思いをしている」が、そこにあるわけです。(兄弟間でもある嫉妬ですね)だから「僕たちが若い頃はね…」と説教めいたことがでてきたりもするわけです。

嫉妬されている新人の方は、なんとなく「この先輩と歩調を合わせておかないと、なんかまずいかも」と、ちょっと悪いことでもした気になったりして、後日「先輩、一緒に会社をよくしていきましょう!」なんて、わざわざ言いにいっちゃったりするわけです。そうして、入りたいプロジェクトに入れるように動くようなことを、せっせとしていくわけです。

こういう先にいた人(先生/先輩/兄や姉/医師)から後に来た人(生徒/後輩や新人/弟や妹/患者)への嫉妬も、非常によくある嫉妬の代表例の一つです。

今日おかず少なくない?

明らかにあなたが忙しいのに「今日おかず少なくない?」「まだこれ、アイロンかけてないの?」のような一言をパートナーに言われて、ムッとしたことはありませんか?家族構成を含むパートナーの置かれている環境にもよりますが、そういう「はぁ?」と返したくなることを言ってくるとき、あなたのパートナーはあなたに嫉妬しているんです。

「パートナーの方が外で自由な時間が使えて、お小遣いもあるのに、なんで自分に嫉妬してくるのかなんて、わからない。こっちは一日中子育てに追われてるのに!っていうか、こっちはあなたの子を育ててるんですよ!」と思うでしょうか?

でも、子供が養育者の異性である場合は特に、パートナーは嫉妬に走りやすいのです。お母さんが息子の子育てに一生懸命とか、お父さんが娘の子育てに夢中といったケースです。実際に育てている方は理解しやすいでしょうが、小さな子は(その年齢にあるなら健全と言える)万能感を持っていることもあって「僕がママを守ってあげるよ」「パパ~結婚しよう」と言ってきたりします。そうすると、お母さんやお父さんたちもキュンキュンしてしまいがちです。親がすべての時代だからこそ、子供も親をよく見ていて「ママ、ネイル変えたの?かわいいっ!」のような細かいフィードバックをくれたりしますから、なおさら恋人感がでてきます。

こんな風に、圧倒的に多い嫉妬の一つは、親→子なんです。(今日書いたのは、スーパーわかりやすいケースです)

バグってない?

先週は全国で夏日続出となり、驚きました。数日後にはまた元の気温にもどりましたし、さらに今日から数日後は真冬の気温となる地域が多そうです。そんな乱れの中にあると、自分の選択のバグに気づきづらくなるでしょう。しかし、そんな中でもバグを減らしている人は、数多く拝見しています。

そこで、今回は気温差が激しい時のバグの例をご紹介し、簡単にその対策とそこからの展開についてお話しています。夏のような日の夕方の川面のサウンドスケープも、一緒にお楽しみいただけます。

★今日も”thumbs-up”

わたしだけスルーされた…

昨日の続きです。

そうやって学習性無力の状態で「すぐあきらめちゃう」自分でいると、自分の中では「なんでなんだ!」と怒りが増産されます。現実を変えられないことに、不安も募るでしょう。

そうしていくと「混雑しているお店で、自分だけ注文をスルーされた」「一人一人名前が呼ばれる場面で、自分だけ名前を呼ばれなかった」といった不思議に見える現象も経験するでしょう。まるで自分が幽霊になったかのように、周りが振舞います。(電化製品が立て続けに壊れるとか、変えたばかりの電球が切れるといったことが続くこともあります。)

それで、余計に「嫌われないように」と堂々と生きることの真逆をやっていくようになって、すべてにおいて自分を下においていくことが、始まっていくわけです。つまり、嫉妬されまくり、うまくいかないことだらけとなります。

誰が見てもお金持ちだから、嫉妬されるわけじゃないんです。誰が見ても美人だから、嫉妬されるわけじゃないんです。誰が見ても有能だから、嫉妬されるわけじゃないんです。「自分なんか嫉妬されるわけない」という発想自体が、自分を下に置いている証です。

もうあきらめるしかないの?

予め「ミーティングに遅れる」とシェアしてあったのに、会議室に入るとみんなの目線が怖くて「えっ!?A社との打ち合わせが緊急で入ったからと伝えた上で、会議の参加時刻について合意したよね?」と思ったことは、ありませんか?ルンルンで家に帰ったら、「ただいま~」と玄関を開けた途端、何とも言えない不穏な空気に「あ、今のただいま~は、まずかったかも…」と思った体験はありませんか?

わたしたちはそんな風にして、何も言われなくても、何も見ない状態でも、何かを感じたりします。そして、これは物理的に同じ空間にいなくても起こっていくんです。「空気を読む」といったりしますが、地球上の空気を読んでいる勢いで、言葉という形・視覚・聴覚等で直接確認できないところでも、これが起こりうることが、ちょっと厄介だったりします。もっというと、まじめな話、人と人の間に空気のない状態、例えば地球にいるAさんと宇宙飛行士で月にいるAさんのパートナーのBさんとの間でも、起こっていきます。その一因は、脳が脳を真似する機能を持つことにあります。

上記の例二つにおいて「えっ!?A社との打ち合わせが緊急で入ったからと伝えた上で、会議の参加時刻について合意したよね?」「あ、今のただいま~は、まずかったかも…」のどちらも、自分を上下関係の下に置いていることを理解できますか?自分を下に位置付けてしまうと、自動的に相手を上に位置付けることになります。そうすると、相手の脳を真似する機能を持つがゆえに、いわば相手のはけ口のない感情などが上から下にと、流れるようになるんです。

そうやって、不安や怒りといったものを下になった者が自覚できずに受け取ると、自分=不安や怒り、のように感じ始めたりします。そして「すぐあきらめちゃう」自分になっていきます。しょっちゅう雷が落ちている環境にいるようなものなので、まるで「また雷が落ちれば、家も焦げちゃうしね。それなら、持ち家なんてもっても、しょうがないよね」と思うかのように、捨て鉢な状態に入っていきます。「今さらやっても…ね」「自分なんか…ね」「にっちもさっちもいかない」と、学習性無力の状態に入っていくのです。

明日に続きます。

一周年

おかげさまで、FAPをはじめて今月で丸一年を迎えることができました。トラウマはみんなの持っている宝、であるため、その宝を使えるようにするすばらしさを一人でも多くの方に経験して頂きたく、最初は内容に見合わない安価で提供してきましたが、夏前にセッション時間100時間をこえ、クライアントさんからも「これでもまだ、全然安すぎると感じます…、居心地が悪いです」と、フィードバックを頂いていました。

そこで、一周年を機に、みなさまが「前よりは見合っているから、居心地の悪さが減った」とより感じて頂きながらも、手の届きやすさが担保された市場平均価格へと、FAPセッション費を改定します。感謝を込めて、今年いっぱいは「8,800円(税込) / 50分」(インテークは税込7,700円)という安価で提供させていただき、2021年1月1日実施分より「13,200円(税込) / 50分」(インテークは税込8,800円)を適用させていただきます。

年内は、大みそかまでお受けしています。1) 各セッション間に3日間のインターバルを置いて頂き 2)インターバルにあたる3日間はよく眠れるようスケジュールを整え 3)セッション後、車の運転のようなうっかりが生死に関わることを避けられるよう予定を組む ことを約束して頂いた上で、ご自身の才能開花や魅力UPのために、ぜひご活用いただければ光栄です。

宜しくお願い致します。

フレキシブルに対応してもらえないのはなぜ?

「自分だけ、フレキシブルに対応してもらえない」「あの人には先生はいいよっていったのに、自分にはダメだといった…えこひいきだ」と思うような経験がおありでしょうか?

えこひいきのケースもありますが、まず検討したいのは、あなた自身のバウンダリーの健全さです。バウンダリーが不健全である場合、フレキシブルな対応をされると、ここぞとばかり相手に寄りかかったり相手に侵入したりします。だから、不快になった相手は、あなたに対し柔軟な対応はしなくなります。親切をしてお礼を言われるならまだしも、恩をあだで返されたのでは、あなたからは手を引こうと相手が判断するのも、当たり前です。

バウンダリーが不健全な方は非常に多く、雑にいうなら無自覚でも、周りから不安定に見えている人は全員該当します。その意味で、プロフェッショナルの少ない昨今でもあります。

幸せなパートナーシップはどこにいったの~

「Zoomがうまく使えない…、やっぱり自分はダメだ」「もう一度髪を染めなおしてほしいと美容院に言いたいけれど、気を悪くされて次から行きづらくなると嫌だな…」そんな風にして、出口のない怒りが蓄積されると、脳内の身体感覚を感じる部位が過活動になってしまうことがあります。身体感覚を感じる部位に血流が集中してしまうと、頭痛や腰痛や首や肩の痛みとして表れるんです。(「転換性障害」なんです)

また、怒れば孫悟空のあの輪の部分に該当する箇所にやっぱり血流が集中するから、脳内の他の場所の活動は低下します。そうすると、やる気と関連の深い箇所の活動レベルが低下するから「やる気が出ません…」「怠いです」「時間が足りません」といった状態が生まれます。血流が改善すれば、脳内の他の場所の活動が通常レベルに戻れるので、やる気が復活したり、体力がUPしたように動けたりします。その結果「あれ?時間が足りる!」となったりします。

表現されていない怒りがたまると、記憶を扱う海馬に影響が及び、記憶が飛ぶような感じになります。また、扁桃体に影響が及べば、自分を大事にしてくれる人を攻撃して大事な関係を壊してしまったりして、「幸せなパートナーシップはどこにいったの~」となっていったりします。

「記憶力が悪い」と思うなら、湯船に最低15分は浸かることはもちろん、全身の血流を良くしましょう。

手帳を使い続けられない?

皆さんは洋服を選ぶとき「この条件を満たさないものは選ばない」の「この条件」には何が当てはまりますか?

もし「この条件」に触り心地が入るなら、即ち手触りのNGだった洋服は、どんなにデザインが良くても、どんなに自分を美しく見せてくれても、どんなに探していたあの色であっても、絶対に選ばないなら、来年の手帳などもその基準で選べば、1年間快適に使い続けることができるでしょう。

「手帳を使い続けられない」と言う悩みを持つ方を見ていると、自分の快感・不快感に気づいていない状態にあります。

万能感が凄すぎて「何が快適で何が不快か」いう軸に移れていないのです。万能感が凄すぎるから、結果的に心身に悪いものも食べられてしまいますし、窓が汚れていても平気といった心身に悪い状態が、当たり前に展開していたりします。

「手帳を使い続けられない」と言う悩みをお持ちなら、自分が何を快適に感じ、何を不快に感じているかを徹底的に洗い出してみましょう。そして、その基準に合ったものだけが自分の環境にあるようにしましょう。

外的変化を内的変容に。

コロナが第3波に入っている今、求められる人材は、とにかく外的変化を内的変容に変換できる人材です。

過緊張でアドレナリンばりばりだと、それは成立しませんし、外的変化を待つ自分のない状態でも、それは成立しません。

脳の一部が過活動でも、恨みや憎しみを少しでも抱えた状態でも、やはりそれは叶わないことなのです。レジリエンスを高めようとする視点すら、全体はみておらず、そうはならずに終点を迎えます。

自分を含むいのちの営みをありのままに認められる状態にあるときだけ、それは可能になります。