今日から、二十四節気では「霜降」にはいります。ここから「立冬」までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶそうです。
先日、漢方薬局で「人を木に例えるなら、睡眠と休息・食事・運動が、根っこをしっかりさせて幹を太くする。漢方は、葉っぱが枯れ始めたりしたら使うもの。漢方で葉っぱは元気になっても、睡眠と休息・食事・運動がちゃんとしていないと、またすぐ葉っぱが枯れたり、木がぐらぐらしてしまう」という説明がわかりやすいなと思いました。
さらには、本来なら血圧を正常化させる生薬も、睡眠と休息・食事・運動を改善しないまま「これがいいらしい!」と飛びついて飲み始めると、逆に「高血圧の人には危険」と見える状態に入るようなこともあるそうです。つまり、根や幹に働きかけず「まだ未病の状態だから」と、葉にばかり働きかけると、逆に根や幹が力を失ってしまうという、逆効果にもなってしまうんです。