王道を行く

六月下旬、多湿で汗をうまくかけないと、腎機能に負担がかかるだけでなく、熱を逃す働きもする呼吸器に大きな負担がかかることを、メールマガジンでお伝えしました。みなさんは、この文章をさらっと読んでおしまいにしたでしょうか?それとも「ということは…」と、一歩考えを深めることができていたでしょうか?

もし、一歩考えを進めていたら、この夏は徹底的に湿度管理にまい進しているはずです。湿度さえ適切に低ければ、温度が多少高くても快適に過ごせることは、多くの方がご存知でしょう。そして、湿度が適切に低ければ、腎機能への負担は減るから、例えばむくまなくなるのです。

実際、私は今年5月くらいから、湿度管理を徹底しています。湿度計を横において「不快だ」と思ったら数値を確認し、除湿 or 加湿するのです。それだけで、とても快適です。むくまないためのお茶代も浮きました。つまり、消化器や泌尿器系への余分な負担も減らせています。

気をつけたいのは、体温に近い気温下ではクーラーの機種によっては、室内が随分乾燥するということです。わが家の場合、外気が体温に近いとクーラーを38度に設定しようと、除湿を弱にしようと、室内の気温はそこまで下がらないのに、湿度は30%代まで下がりますから、加湿のためにわざわざ洗濯物を5~6枚は室内干しにしています。それでギリギリ、45%を下回らない状態です。(この時、クーラーをつけた部屋は、ほぼ閉め切っています)ちなみに、湿度30%代というのは、冬の関東地方でもそんなにない状態です。

部屋の広さや素材や構造によっても、湿度の変化パターンは異なります。お手元に湿度計を置いて、自分の快適ゾーンを知っていくことで、身体への余分な負担を減らしていくと「あれ?いつもの夏より、これだけでずっと楽」と思える世界は、まだまだ開けてきます。それが、若々しい外見にもつながっていく王道ではないでしょうか?