さて、昨年までは、色々片付いた午後〜夕方に歩いていましたが、今年に入り、午前中歩くことが増えました。そうしたら、午後には閉じていて見ることのなかった野草をたくさん知れたんです。地面には色とりどりの野草が咲き、嘘偽りなくお花畑で「こんな世界があったとは!」と、驚きました。
しばらくは、そのまるで天国な風景にうっとりしていましたが、そのうちそれぞれの花の名前や性質を知りたくなりました。知ると近づける感じがしませんか?本を何冊か確認したら、それぞれの花の名や性質以外にも、例えばこんなことがわかりました。
・クチナシの花は乾燥させて、花茶に
・漆かぶれには、栗の葉を煮だしたもの
・ごぼうの種の粉末/サンシュユは、漢方薬
・紫蘇が日本に入った当初は、灯火用の油として使われた
・江戸期に出回った西瓜は今と違う種で、まずくて人気がなかった
『本朝食鑑』(1967)に「黒胡麻は腎に作用し、白胡麻は肺に作用する」とあったことも知ったので、白ゴマも常備しておくことにします。
そして、昔の人はくさいトイレにドクダミをつるしておくと、数日後トイレの匂いもドクダミの匂いも消えるという、素晴らしいことをしていたそうです。小さい時に「ドクダミは臭くて大変だから、触っちゃダメ」と言われていたので、ドクダミに触れたことはありませんでしたが、天然の消臭剤だったドクダミを、これから実際に試してみようと思います!