心を通わすことが、コミュニケーションの基本です。言語能力は、その支えになるものの、コミュニケーションのごくわずかしか占めません。わたしたちは、心が通い合ったかどうかを、ノンバーバルで確認できます。
しかし、ジャッジが当たり前で正しさやあやまちに怯えて暮らしている状態にあると、言語獲得に精を出します。しかし、言語獲得後に、その人が世界に出ていくことはありません。冒険はできないのです。
それは、冒険こそ、心を通わすことが必要だからです。言葉で正しいことを言われても、わたしたちは信頼や誠実さへ導かれません。話しやすさや愛嬌と呼ばれる態度は、すべてノンバーバルです。気持ちの受け取りあいのかわりに、ジャッジをするなら、相手を脅かしてしまうのです。