Day: 2020-03-02
#10 Stanley Park
うちのめされる仕事量
確かにやりたいと思っているのに、気持ちはあるのに、途方に暮れてしまうなら、その目指す世界へのステップがまだ大きすぎるだけです。おばあちゃんでも2段飛ばしできるくらいの、馬に乗ったまま駆け上がれるくらいまでの、薄い階段にまでブレイクダウンしてみましょう。
大食いチャレンジを見て、結果は知っていても「やっぱりすごい」と思ってしまうのは、逆のカラクリとも言えます。実際、大食いをする方は、淡々と戦略的に食べていて、決して力技でねじ伏せようとしません。「これを先に食べないと、水分を吸ってしんどくなる」「これは顎が疲れるから、先に食べた方がいい」など、どういう順番だと楽なのかをきちんと考えて、全工程を楽しめるように工夫しているのが、大食いを仕事にしている人がしていることです。
途方もない仕事量に「もうだめだ」と思いがちなら、ブレイクダウンの練習がまだまだ不足しています。何事も細かく分解して「これくらいならできる」「これくらいなら楽しめる」にして、大食いするように「こっちを先にする方が後半戦が楽」と戦略的に行っていくと、思考せず力技でねじ伏せる人が驚愕する量を、終えられるものです。