毎日に喜びを増やしていくには、あなたから力を奪っているものに別れを告げる必要があります。その一つに、多くの方が既に嗅覚をかなり失っているから気づけない、化学物質の存在があります。
クラスで順番に回ってくる子どもの給食着や家に来た業者さんなど、外から来た「いい仕事をしてくれた」「いい人達」が持ち込んだ香りの成分である毒物は、家の壁や天井などに沁みつき、主に真夏に揮発します。高温多湿下で揮発するときも、匂いよりその成分がみなさんをだるくさせたり、喉が少し痛くなって「あれ?風邪ひいたかな?」と思わせたり、なんだかよく眠れないという状態を起こすだけで、匂いとして感知されないことがあります。
試しに、壁と天井を水拭きしてみて下さい。柔軟剤の成分などは、それで再度香るので、この段階でギョッとする方もいらっしゃいます。既に感覚をかなり失っていて、認識できない方も、高温多湿下で息が苦しくなったり、気管が狭くなる感じや、ごくわずかな動悸・頭痛・セメダインのふたを開けたときの類の刺激を少しでも感じられることが、あるでしょう。高温多湿自体も苦手かもしれないけれど、実際にあなたから力を奪っているのは、化学物質の方だと認識を改める必要があります。
さて、こうした認識のあやまりが、雪のように降り積もると、あなたはどこへ運ばれてしまうでしょうか?