使命や天職を超えて

使命や天職という発想は、基本的にはキリスト教に代表される「神が人間をつくった」という視点が生んでいます。

あなたがまだ20代なら、こうした視点に立ってみて、進めるところまで進んでみるのも、得るものがあるでしょう。

しかし、30代後半以降なら、こうした個人的で高揚感のある視点に、行き詰まりを感じたいところです。個人的である窮屈さにまだ触れていないなら、現時点では人としての成熟度合いが低いかもしれません。

個人的な夢や欲望を現実化し、その虚しさから視野を広げ、自分個人を超えていくことが当たり前になるのが、30代後半以降なら謳歌したい人生の在り方です。

使命や天職を超えて、人間という大海の一滴として、同じ地球に住む動植物に否応なく与えてしまう影響として、人生の目的に置くべきは、やはり物質として清まること(概念としてではない)以外にないと思いますが、みなさんはどうお考えでしょうか?

自分に蓋をしてしまわず、自分を決め付けて深く傷つず、「そうは言っても」と揺れも生じる自然を受け入れるだけの心身の統合を、まずは目標にされてはいかがでしょうか?