楽しい ≠ 神経が昂る

人生があんなに望んだ、穏やかさを孕んできたとき「これでいいのかな?」が、ひょっこり出てくることがあります。

穏やかな毎日では、神経は高ぶりません。いつも楽しさが内在し、神経は鎮静状態にある時間が長くなります。

そうすると、いわは慣性の法則で、今までの神経が高ぶり続ける、刺激の多い時間を過ごしていた延長線上の自分が「これでいいのかな?」と、囁いてくるのです。要は不安をつくりだします。

良い状態になって、不安を感じるわけですから、冷静に考えておかしな状態にあると認識しやすいでしょう。

まずは「あれもこれも楽しい!」という熱にうかされたような状態が、神経が高ぶっている状態だと認識しましょう。

神経が高ぶった状態は、生きている実感を得られている状態ではなく、しばしば強い刺激で心身が傷ついている状態です。だから「これでいいのかな」が出てくる状態においては、本当は神経が高ぶって痛い位に認識できた方が、自分を御しやすくなるでしょう。

「楽しいから、ついつい動画を続けちゃう」なども、認識が大きく間違っているケースで、実際には不快だから、いわばそれを薄めようとしてそうしているだけです。不快に気づかないでいられる時間を楽しいと認識しているなら、大変危険です。