あなたの顧客にしてはいけないことをすると?

潜在的な顧客あるいは現在の顧客にしてはいけないことをすると、どうなるでしょうか?あなたは言葉を工夫したり、プレゼン方法を変えて、時に「ついに、伝わった!」という感覚を得ます。「頑張って良かったな」とさえ思います。

しかし、そうやって得たのは新たな顧客ではなく、トラブルメーカーです。彼らの中に、そもそも「わかりたい」という動きがありませんでした。あなたが無理矢理引っ張って、彼らが「わかった」といったとき、おかしなことに、相手が上であなたは下です。

「わかってもらおう」としたあなたは、一時的には先生のような立場だと、認識していたでしょう。つまりあなたが上で相手は下だと、あなたが思い込んでいました。

ところが「わかろう」と言う動きはなかったのです。だから、わかったところで「わかってやったよ」という尊大な態度しか、相手は取りません。伝わったことを喜んでいるあなたを見て、その相手はこれからも傲慢でいることを決意するのです。

これが続いていくと、いつも相手はあなたに「ほら、わからせてよ」という尊大な態度を続けます。なぜなら、あなたもそれに合意したと思っているからです。

「ほら、頑張ってわからせてよ、あなたにしかできないんでしょ。あなただからお願いしたんだから。あなたにしかできないっていう、自分が特別だという幻想を満たしてあげたんだから」と思いながら、形では「あなただからお願いしました」と言ってくるから、あなたは接するとやたら疲れる相手を手放せなくなります。

そして、互いに依存し、商品やサービスは二の次にされます。ビジネスは必ずおかしくなります。何とかビジネスを立て直そうとしてもがくあなたに対し、その顧客は次第にトラブルメーカーになります。多くの場合はそのビジネスを救うために、その顧客は手放すことになるでしょう。

呼ばなくていいトラブルのタネを引き寄せ、開花させ、あなたのビジネスのフィールドが荒れて「土づくり」から再スタートとなると、コスパが悪いですね。経営者は、その事業規模によらず、徹底した自己管理が必要です。