ルーツと前世

解釈はあくまでも、事実とセットです。事実は第三者も確認可能なことで、観察者によって揺るがないものをいいます。例えば「黒雲が空を覆っている」は事実ですが、「雨が降りそうだ」は事実に基づく解釈です。一方「だから、悪いことが起きそうだ」は妄想です。事実に触発されていても、事実に基づきません。

自分のルーツを感じたくなって「前世」を持ち出すのは、妄想です。解釈ではありません。圧倒的に多いのは、事実としてあなたにつながるご先祖様がのこした目には見えない情報を受け取り、それを「前世」と思い込むケースです。目には見えない情報が残されているということは、ご先祖様が安らかな状態にないということです。

よく考えてみましょう。シーンとした心持ちで、今日をはじめましょう。

荒れた指が伝えてくれること。

おはようございます。吉野実岐子です。

皮膚があれたら、外的要因だけでなく、内的要因にもアクセスしましょう。

手のひらや手の指、足裏や足指や足の甲などは、西洋医学よりずっと歴史の長い東洋医学によって、反射区や経絡がクリアになっています。

他の分野と同様「ここはこうでした」と、後世により進歩をみいだされる可能性もありますが、現時点でもかなり精度の高い知恵の結晶でしょう。

薬を塗って症状を消しただけでは、症状が出た機会を、変容のチャンスとしては使えていません。画像検索などで、どれも対応表を簡単に手に入れられます。

例えば、思い当たる外的要因がなく、手の中指と小指だけ荒れたら、手のひらのほぼ中央を押してみてください。痛いはずです。心臓におおきな負担がかかっています。

マグネシウム不足かもしれないし、漢方で体質改善が有効かもしれないし、思う以上に職場でのストレスにやられているかもしれません。そんな風に、因数分解していき、事実をひとつずつ変えていけるチャンスに恵まれています。

問題解決という、現状維持のフィールドから飛び出て、ビジョンを形にしていく癖は、手荒れからもつけていけます。わたしたちは、生きたいビジョンを形にするチャンスに恵まれ放題なのです。

毎日やることにplus

おはようございます。吉野実岐子です。

毎日やる色々に、最近はDVDを使ってのピラティスをplusしました。毎年、特に5月半ばからは、じんわり汗をかくこと大切にしています。寝たままできるマットピラティスは、じんわり汗をかくのに、ぴったりなのです。

DVDを買ったのは、昨夏でした。しかし、買って間もないパソコンの外付けDVDドライブの動作が不安定で、昨秋には再生できる日はもはや運が向いていると思えるほどになりました。今冬にはパソコンメーカーの対応にも仰天したりして、DVD全般から遠のいていました。

しかし今春、ちょうど仕事のトレーニングでDVDを見ないといけなくなり、止むを得ずポータブルDVDプレイヤーを買いました。そしたら、毎日のピラティスも合わせて復活できました。

わたしが使っているDVD “Classical Pilates Technique: The Complete Mat Workout Series” は、そこそこです。細やかに注意を促さないだけでなく、ピラティスの呼吸の説明などがありません。さらに、すべてがスーパークイックに展開します。リラックスを促された次の瞬間、別のワークが始まり、びっくりします。ピラティスを毎週先生から一年以上習った方は、復習として使えるでしょう。

ただ、ピラティス自体は、睡眠時間は足りているのに眠いときなど、身体の細部を有機的につなげて、シャキッと内から目覚めさせてくれます。高温多湿の日にも寝たままできて、DVDだからアポをとる必要もなく、助かっています。

都市部に住んでいたら、DVDで学ぶことはまずありませんでした。これは、田舎暮らしがわたしに開いてくれた扉でもあります。しばらくは、無理なく続けられる環境設定が、可能にしてくれることを、楽しんで喜んでいきたいです。

捨てる量

梅のエキスつくりました!おはようございます。吉野実岐子です。

毎月、大掃除という名の小掃除をしますが、今ではその際、捨てるものは、ほとんどありません。

自分の意識が行きとどいていれば、原則として捨てるものは出ないし、必要量を超えてストックを持つようなことには、なりません。

わたしの場合だと、電化製品が苦手です。苦手なものには、意識は届きにくくなります。だから以前、壊れてリサイクルに出した電化製品の説明書をそのとにき捨てず、月一大掃除の際に「あっ!」と発見して、捨てたことがありました。

しかし、この経験を踏まえて、電化製品の処分に、説明書の処分が含まれるものと、意識が変わったため、その後はありません。

「一か月間使わなかったら、処分しよう」「この冬が終わるまでは、使おう」のように決めていたものは、もちろん捨てたりリサイクルする対象になっていますが、それは大掃除を待たずにその日に捨てます。

そんなわけで、大掃除をしたからという理由で捨てるものは、現在はほぼゼロです。先月、予定になかったゴミは、付箋紙の入っていた小さなビニール袋の包材です。全部取り出して、収納し直してみて、その小さなビニール袋がかさばることを不快に感じたので、全付箋紙から外しました。

意識が行きとどくと、何より自分が楽です。「あれ、あったかな?」という小さな惑いがそもそも生まれません。手持ちの服が頭に自然と入っているので、手持ちのものと調和する服を自然と手にとれます。

いちいち考え、思い出し「あぁだっけこうだったかな」とエネルギーロスせずにすみます。食べて寝たエネルギー分を本当に有効活用できると、みなさんずいぶんスッキリいい笑顔になられるのではないでしょうか?

チャイの季節。

おはようございます。吉野実岐子です。

地域差はあると思いますが、気候変動が激しくなってくると、健康に向かえなくなるリスク要因が増えてきます。明日に向かって、ますます健康が手の届かないものになっていきます。

この時期、クライアントさんにお伝えしていることは、主に以下三つです。

  1. 暑い日は、温かい飲み物と冷たい飲み物、両方とる心構えでいく。(例:温かいチャイと、冷たいハトムギ茶)
  2. チャイやカレーのようなスパイスの入ったものは、梅雨に入り、気温差があって多湿になっていく間は、助けになりやすい。
  3. 暑い日も、風を通しながら、寝っ転がってできるストレッチなど、身体に負担のない運動を続ける。

もちろん、西洋薬を飲んでいない状態を、前提として書いていますし、状態によって適するものは異なります。ファーストステップとして捉え、自分なりに修正を加えていきましょう。

暑くなると、全く動けないような方は、中医学の漢方薬局に相談に行ってみましょう。わたしはきつい日にこれを飲むと、助けになっています。スポーツドリンクに混ぜて飲んでもいいそうですし、夏に部活で運動をするお子さんにも向くそうです。

ちなみに、中医学の漢方薬局は、生気に溢れた滞っていない方と出会う率が高いように感じます。わたしの提供するコーチングでも、あなたもそうなれます。

亜鉛不足。

初スイカでした。おはようございます。吉野実岐子です。

先日、こんな方がいらっしゃいました。(掲載許可を頂いています)

– 爪が薄くなって、足の爪もペラペラになった。
– 髪が細くなった。
– 今まで判っていた、産地ごとに違うお茶の味の違いが判らなくなった。(味覚障害)

そこで、牛肉や牡蠣をよく食べるか聞くと「年に何回だろう…?」となって、さらに「チーズの中でも、最近パルメザンチーズが急にすごくおいしく感じられて、驚いている。今まではモッツアレラチーズが一番好きだったのに」とのことでした。

これは、ものすごく判りやすい、亜鉛不足の例です。牛肉や牡蠣やパルメザンチーズは、亜鉛を多く含むことで知られているので、お伺いしました。亜鉛のサプリメントを飲むことを提案したら、ご自身でも驚くほど「毎日どんどん身体を動かすのが楽になっていき、味覚も戻って、なぜかむくみも消えた」そうです。むくみと亜鉛の関係については、わたしは知りませんが、間接的に作用したのでしょう。

以前にも、髪の毛で不足ミネラル等について調べられることを、お伝えしました。そうしたサービスを利用してもいいし、不足量がちょっとで食生活の状態がいいなら、マルチミネラルを取っておくといいでしょう。

サプリメントを選ぶときには、Non-GMOやOrganicで検索し、ヒットしたものがいいでしょう。また、あくまでも補助なので、生活習慣や食事面を見直した上で、こうしたものをONするようにしましょう。

状態から、不足しているミネラルを知る際は、上に書いたようにいくつもの視点からチェックして、どれもが同じ物を導いた場合にだけ、それを摂取するようになさるといいでしょう。サプリメントに助けてもらって時間を稼ぎながら、改めて日常に改善できる点がないか、見直してみると、問題解決の文脈から、ビジョンを描きそれを形にする文脈を生きやすくなります。

季節ごとに、部屋の用途を変える。

こんにちは。吉野実岐子です。

暑くなってきたので、机の位置を涼しい場所へ移動してました。我が家では、季節ごとに部屋の用途を変えています。夏の直射日光が当たる部屋は、どんなに工夫してもやはり暑くなります。

ここで、何を変えられるのかを見極めたら、季節ごとに部屋の用途を変える案が出てきました。猫に見習ったとも言えます。

扇風機やクーラーを使ったとしても、やはり自然の涼しい風に勝るものはないし、この方がエコです。気分転換にもなります。床に寝たり座ったりしてやってもいいですが、集中したいときには、やっぱり机があると助けになります。

机の位置以外も変えていますが、ここでは机にフォーカスして書いてみました。みなさんも暑さに耐えたり、「暑い暑い」不平不満を言う前に、変えられることを見極めてみませんか?

症状。

肩の力をどっと抜いて作れる、梅の簡単な保存レシピ&調理レシピが豊富な『梅ぢから』、一押しの良書です。おはようございます。吉野実岐子です。

状態ではなく、症状があるときには、それが急性のものでない限り、まずは鍼灸や漢方へのアクセスを提案しています。あなたの心身というシステムを原則として壊さないからです。

システム全体を緩やかに変えていく働きをするものは「すっごく効いた!」という感触をもたらさないことがあります。わたしたちが「効いた!」とジャッジしたがるとき、それは「これが気になっている」と意識が向いたところが改善されたケースで、うまく意識でつかめていない部分はそもそも改善を自覚できません。

ですから、素人判断をせず、ちゃんと専門家に助けを求めることには、意味があります。そして、せっかく症状があるときほど「いやでも、寝不足だったから」「いつもこの時期はこうなるから」と、自分を丸め込まずに、ちゃんと自分を他者に開いてみることを、提案します。

例えば、爪が薄くなってきたとか、髪の毛が細くなってきたとか、目立ってきたしみ、そんなことだって、鍼灸や漢方で改善はしていけます。そして、やってもらって終わりではなく、自分で後から調べて、自分の身体についての理解を深めていくチャンスとしましょう。

帰り際、鍼を打った場所を確認したら、次回同じ症状が出たら、自分でそこを押してみるなど、新しい選択肢を手にできます。そうすると、重症化を避けられるオプションが手に入ります。漢方なら薬の名前はもちろん、成分一つ一つについて、調べましょう。そうすると「いつもセリ科の植物にお世話になっているんだな」「麦には感謝してもしきれないな」といった、具合に浅くとも発見があるでしょう。それらを積み重ねていくと、食や寝る時間などあらゆることに、いい波及効果を生んでいけます。

せっかく症状がある時に、そのチャンスを握りつぶさないで、「遊んで」くださいね!