お子さんが半べそで「宿題がいっぱいある」といってきたら、なんと返していますか?いつもの一言にいく前に、例えば「なにがどんな風にいっぱいあるの?」と具体化を促すと、苦手な科目だから、いつもより少し多いだけでいっぱいと感じていることが分かったりします。
久しぶりに会う別の課に配属されている同僚に「調子はどう?」と聞かれ、こたえづらいだろうこともあるでしょう。「まだ、テニスは続けているの?」のように、具体的に聞かれると、さらっと答えやすいでしょう。上司になりたての人と初めて飲むとき「好きなことは何?」と聞かれても、内心「この人のツボと地雷はどこ?」のように躊躇し、ストレスに感じるでしょう。「担当中の仕事で、楽しい作業は?」と具体的に聞かれると、仕事の話かと落ち着いて答えやすいと思います。
具体化する質問を渡すだけで、相手の答える負担は減ります。「宿題がいっぱいある」と言われて、テキスト10冊を想像して「なんで今までやらなかったの!」と怒るような、思い違いも減らせます。よかったら、実践し続けてみてください。