親のコンプレックス ≠ あなた。

五本指ストッキングなんて、出ているんですね。おはようございます、吉野実岐子です。

親など長期間共に過ごした人から、ずっと言われてきて「一部当てはまるともいえるが、しかしどうも腑に落ちない」と思うことがあるなら、今日この記事を読んだ方は、楽になれるかもしれません。

ひとつわかりやすい例を挙げますね。(掲載許可を頂いています)

その方は、特殊な子供時代を過ごしてきました。洋服や髪型の選択権が全くなかったのです。「お金を稼いでいるのは親だ」と言われ、「こういう髪型は嫌だ」といっても通らないし「このコートの形は校則で規制されているから、着ていきたくない」と言っても親から強制され、結果的に校則違反で学校で叱られる、そんな子供時代でした。親から「あなたは学校より厳しいルールのもとで育っているから、学校の校則なんてなんともないでしょ。感謝しなさい」と言われたときには、ぞっとしたと言います。そのくらい、親に依存された子供時代でした。

そんな中、その方はとかく「あなたはお金に無頓着だ」「あなたはお金の無駄遣いばかりしている」と言われて、育ったそうです。見る目のある方で「いいな」と思うものはすべて本物で、結果的にけた外れのお値段がついているものにばかり、惹かれてしまったそうです。その様子を(買ったわけではないのに)親からは「身の程知らず」と言われて、何度も言われている内に「自分が気づかないだけで、本当は無駄遣いばかりしているのかもしれない。本当は身の程知らずなのかもしれない」と、どうしても思ってしまうようになったそうです。そして、そのことにひそかに苦しんでいたそうです。

だから、事実の確認をしていただきました。実際に親が同じものに使う金額を調べたり、過去に親がつかったお金の流れを知っていただいたのです。そしたら、例えば靴にかける費用は、親はその方の倍以上、アクセサリーにかけるお金は親がその方の10倍以上、実はお金に無頓着なのは親の方だったのです。「お金がないから」と言われて、「だからうちは旅行に行けないんだ」と思っていたけれど、使い方を工夫すれば十分行ける範囲に会ったことを知って、愕然とされたそうです。

実はこういうこと、とても多いのです。簡単にいうと、親が子供に言っていることが、自分自身(親自身)の変えたいけれども変えれないでいる、コンプレックスにあたることに過ぎないということです。親は子供に自分を投影して、モノを言うことが非常に多いのです。

事実を確認してみれば、親からのコンプレックスの投影を本来の自分像だと、子供ながらに必死に信じた結果、もつれてしまったことがほとんどです。思い当たることが、ほんの少しでもあるなら、ぜひ事実を確認してみてくださいね。親のコンプレックス≠あなた、です。