Day: 2014-12-09
夏のおみやげ
ゆずるシーズン。
街がクリスマス一色のところも、多いでしょうが、京都は年の瀬感もちゃんとあり、わたしはそこが気に入っています。ちゃんとジャパンタイムが流れている感じが、いいんです。西洋タイムとは、かなりリズムが違います。これは、身体がひらいていれば、歩くエスカレーターのスピードが急に変わった時のように、リアルにどーんと感じられることです。
12月といえば、クリスマス・社会鍋・歳末助けあいのように、寄付のシーズンでもあります。普段から寄付している方も多いと思いますが、みなさん、どんな気持ちで寄付しているか、ちょっとここで立ち止まって、気持ちの根っこをみて下さい。
・たまにはいいことしておくと、自分に運が向きそう
・何もできていないことに、罪悪感を感じているけど、それを少し払拭できる
・いい人でいられる
こんな風に、相手のためにしていると装って、自分のためという嘘がそこにはある方もいらっしゃるでしょう。こんな時、思い出してほしいのは「ゆずる」という感覚です。お年寄り・妊婦さんに席を譲ったり、荷物の多い人やけがをしている人や眠くて倒れそうな人に席を譲る、あの感覚です。小学校の時、椅子が足りない時に「一緒に座ろう」と半々で座ったりした(当時半ケツ、なんていいましたが)あの感覚です。