こんにちは、吉野実岐子です。
日中眠くて困っているクライアントさんにシェアしたことを、みなさんにシェアします。
病名として検討してもよさそうなのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)とナルコレプシー(過眠症)です。詳しくは日本睡眠学会のサイトなど、ご覧ください。病院のリストもこちらにあります。
SASはある程度知られていると思いますので、ナルコレプシーについて、わたしの知り得たことをシェアします。呼び水として、お役立てください。
ナルコレプシーは、日本では20万人いると推定されており、5%の人しか気づいていないと言われます。覚醒を維持するオレキシンという神経伝達物質不足が原因としてあげられ、症状が顕著だった方は、薬を飲みはじめると「目が覚めているって、こういう感覚になるということなのか!」と、驚くそうです。
ナルコレプシーの症状は、日中の眠気と情動脱力(金縛り)で、症状が顕著な場合は、日中に情動脱力を経験されることもあるそうです。
ちなみに、情動脱力は目に見えないものの仕業ではありません。俗に金縛りといわれる状態は、脳は起きていて身体は寝ている状態のことです。身体が寝ているため、当然思うように身体は動きません。そこで、恐怖を感じると、脳の扁桃体が活性化し、さらに呼吸の乱れを胸の重さと脳が勘違いし、胸になにか恐ろしいものがのっているイメージが作り出されるだけです。
他の場面でも、呼吸の乱れを胸の重さと勘違いしている人はいらっしゃるのではないでしょうか?(身体の声と心の声を区別するヒントにされてくださいね!)
情動脱力を起こしやすい条件は、長い昼寝/不規則な睡眠/あおむけだそうです。金縛りにあいやすい人は、夜中3時過ぎてから寝たりしないでくださいね。
また、日中の眠気は「平地にいながら高山病」の状態をつくることからも、生まれます。大気汚染の中、機能不全になっていない身体ほど、汚い空気をなるべく吸うまいとします。
該当する方は、マスク・空気清浄機の使用・あらゆる場所の頻繁なお掃除・あらゆるものの頻繁なお洗濯を徹底しましょう。もちろん、毎日7時間程度ぐっすり眠ることは、大前提です。
さらに、身体がある程度機能していることに、自信をもち、その身体を生かしてあげていってくださいね。
その上で、酸素スプレー・酸素タブレットなど、高山病忌嫌グッズをつかうと、とりあえず、凌げる期間は延びるでしょうか。根本からの変容は、個人セッションで取り扱っています。