怒りんぼさんに、オススメ!

こんにちは、吉野実岐子です。

今日は、メルマガの補足で、「ピラティス」というメソッドを生み出した、ピラティス氏(男性)について、ふれます。ピラティスにはわたしもお世話になってきたし、老若男女問わずオススメしているメソッドの一つでもあります。

ドイツ人であるピラティス氏は、第一次大戦中、イギリスの捕虜としてとらえられていましたが、そんな中でも、他の捕虜にレスリングと自己防衛法をおしえて、全員強くなるという結果も出して、ただ自分の道を邁進していた様子には、感動しました・・・。

その後、1918年に、インフルエンザが大流行し、何百人も死亡した際、彼からピラティスをならったひとは、誰も病に倒れなかったことは評判をよんだそうです。

正式にナチス政権下となる前のドイツで、軍隊の訓練を依頼された時には、断っています。

早々に不穏な空気を感じ、移民としてアメリカに渡った後、1930年には「怪我を回復させてくれるメソッド」として、著名なお客さんもたくさんついて、1950年には、ニューヨーク大学・舞台芸術学校・ハーレムダンス劇場などのプログラムに、ピラティスが取り入れられていったそうです。アメリカでは1980年代半ばには、ダンス医学クリニック・ダンス医学科というものが、あったんですね。

ピラティスは、実は怒りんぼさんに、大変オススメのエクササイズです。怒りんぼさんは、心臓発作になりやすいことは、医師の間でも幅広く知られていますが、ピラティスは心臓病予防に、一定の効果をもちます。その他、ピラティスの効果には、免疫システムの強化・他のスポーツ(ゴルフ・スキー・スケート・ダンス・テニスなど)のパフォーマンス向上・姿勢が原因の腰痛を改善・身体への気づき(Awareness)が高まるなど、多々あります。

怒りは、恐怖(不安も、対象があいまいな恐怖であり、恐怖の一種)への反応です。怒りを感じた後の身体の活用の仕方については、ぜひピラティスを活用してみてください。そして、怒りそのものへのイメージを変えたい方は、5月16日のワークショップ「怒りの正体」に、いらしてください。