京都では、今年の夏を通して、ほとんど入道雲を、見ていません。37℃こえると、セミも鳴かなくなって、シーンとします。そんな中、動くものといったら、カラスと人間だけです。困ったセミさん達は、29℃程度になる、真夜中に一斉に鳴くようになってしまいました。
そんな中、かぼちゃが届いて、もうすぐ秋なんだな…、いや秋のはず…という気持ちです。お盆過ぎて、あっさりしたまくわうりも、出回るようになりましたが、今年は高温で少々不作気味のようだと、自然食品店の方が教えて下さいました。沖縄や高知をはじめとする土地の水不足も、気になります。(余談ですが、水道を外資企業に委託することは、絶対にしてはいけません。)
きちんと四季があった以前の日本であれば、冬は神経系、春は生殖器系、初夏~梅雨は消化器系、夏は呼吸器系、秋は泌尿器系統が、身体のリーダーとなって、バランスをとっていくので、そこに合わせて、身体を楽器のように、調律していけばいいのでした。
今はもう少し、フレキシブルに対応していく必要があります。例えば、真夏でありながら、京都は乾燥注意報が出る日があります。今までなら、9月半ば過ぎてから、乾燥していました。
ですので、少しミックスして、1.腎臓の動きを活発にするヨガのポーズ、2.暑いからと受動的に汗をかくのではなく、身体をゆったり動かして能動的に汗をかく、3.冷たいものは控えて、一日に一食は野菜のポタージュや茶粥のような、消化のいいものにする 4.内側から水分補給する(例:梨をたべる)、5.ヨガのねじれのポーズ 6. マスクをする(呼吸器の負担を軽くする)などを、同時に、バイキング形式でやっていくのが、オススメです。
今、ガンガン冷やして、肉をもりもり食べて、がしがし動き回れている人は、健康なのではなく、身体を鈍感にすることで、動き回れているという幻を生きています。それが幻だったと気づくのは、大病してからの人もいれば、秋バテしてからの人もいて、人それぞれです。
お盆過ぎの、今の時期からは、秋の身体を意識されること、強くすすめます。身体が揺れなければ、妙な惑いや迷いも、生まれづらいです。次回のメールマガジンでは、迷ったり惑って、困ってしまうなぁという人に向けて、お役にたてるようなことを、精いっぱい書きあらわしてみます。