年末から、和風カレーにpassionateです。お味噌汁に合うんです。もどした干しシイタケと、もどし汁に、下仁田ネギ、さといも、大根、百合根など、和の野菜を入れます。わが家では、まず普通にカレーをつくります。次に、野菜やきのこを足して味をかえます。その次は、出し汁でのばして、カレーうどんにします。つまり、1回つくったら、3度違う形で味わう、わがままな食卓です。
他に、和風カレーに入れたことのある具材は、白菜、ネギ、しょうが、赤カブ、白カブ、エノキ、まいたけ、にんじん、かぼちゃ、海老芋、万願寺とうがらしです。万願寺さんは、京都に来てから、よく食卓にのぼるようになりましたが、本当に使いやすい食材です。ただナスやちりめんじゃこと炊くだけでも、おいしいです。苦味も辛みもなく、ピーマンやししとうよりずっと、他の食材との自然な和を生みます。夏にはキロ単位で、有機栽培の万願寺さんを買っていました。賀茂ナス、畑菜、聖護院大根など、他にも、多々京野菜はありますが、一年中みかけるのは、万願寺とうがらしと伏見とうがらしくらいでしょうか。(伏見とうがらしは、万願寺とうがらしより細身で、やはりとても使いやすい食材です)
いつものカレーも、在来作物(伝統野菜)を使うだけで、その土地にいる人にとっては、より自然に和した味になります。身体にすぅっとなじむでしょう。住んでいらっしゃる土地の、在来作物(伝統野菜)を使って、お料理を作ってみませんか?農家さんが、まもって下さったかけがえのない種たちが、芽吹いた野菜です。あなたのいのちが、より自然に、力づけられるでしょう。