年末に、とても正直な心打たれる、引退会見をひらいた松井秀喜さん。彼が、朝日新聞の「いじめられている君へ」で、こんな風にコメントしています。
君は、無理して立ち向かわなくていいんだ。
学校やクラスにいても楽しくない。仲間にうまく入れない。それなら、それで、別にいいんじゃないかな。だれかがつくった世界に君が入らなければいけない、ということはないんだよ。
それより、君には、居心地のいい場所で、自分の好きなことに夢中になってほしい。何かに没頭(ぼっとう)することによって、いやなことが気にならなくなることって、あると思うんだ。逃げるんじゃない。自分から好きな世界を選ぶんだ。その中で同じ夢を持った友だちに出会うこともあるだろう。新しい仲間ができるかもしれない。(続き)
無理してでも「誰かがつくった世界に入らないといけない」と、ご自身に強制する方が、多くいらっしゃいます。そんな方のこころに届くよう、ご紹介しました。