ゆめ / Dream

子供の頃、1月2日という日は、書き初めをする日でした。
納得がいかず、寒い部屋で5時間も6時間も、書き続けた記憶があります。
墨を摺る時の香りや、半紙に筆を滑らす瞬間にはっとする感覚が、今でも大好きです。

今回は、書き初めとまではいきませんので、筆ペンで、書いてみました。
朱色は、先生が使う憧れの色だったので、朱色の筆ペンで、今年をあらわす一文字を書いてみました。

「夢」です。

2009年という激動の時間は、まるで鋤か何かのように、わたし自身に働きかけ、その結果、わたしは、わたしの中に埋もれていた新たな夢の種を、見つけてしまいました。

見つけた時は、体が震えました。

「あぁ、これだ」と魂が震える感覚と、体の芯がぐにゃりと解れ、うわーっと開く感じと、スイカの種をまっすぐ遠くへ飛ばせた時のような爽快感がどっと押し寄せ、興奮の後は、2日ほどとてもよく眠ったのです。

今は、興奮というより、かたい地面をしっかり踏みしめて、もうそこに進み始めています。

みなさんの心の奥で埋もれ、揺り起こされるのを待つ夢は、何でしょう?
今年をあらわす一文字を、書き初めさながらに書くとしたら、どんな字を、白紙のもとに放ちたいですか?

心新たに、一年をデザインする、これからを呼び覚ます書き初めは、日本人の智慧だなぁと、しみじみ思うのです。

Throughout 2009, I found my new dream which embedded in me. I have just started to walk to that place. When I was small,January 2nd was the special New Year calligraphy day. Through writing one word, we start to design our new year intentionally. I think that it is a kind of Japanese wisdom. In 2010, I wrote “Dream” in Chinese character. This letter will symbolize my life in 2010.